カネダイの家
カネダイの家づくりをご説明する上での基本となる、「東濃ひのき」、「住宅性能」、「光と風」についてご紹介いたします。
東濃ひのき
カネダイは大正11年に、東濃ひのきを製材する会社として創業した会社です。当時より、この良材をいかに多くのみなさまにお使いいただけるかを考えていました。その結果、「自分たちで、東濃ひのきの魅力を活かす快適な家を建てよう!」と注文住宅事業を始めました。それ以来、基本的な考え方は変わっていません。カネダイが建てる家に使う木は、その多くが東濃ひのきです。
カネダイ 東濃ひのきの自社山林
寒暖の差が激しく、痩せた白川の山で植林された東濃ひのきは、暖かい土地で育つ木に比べ、何倍もの年月をかけてゆっくり成長します。生育が遅い分、年輪の目はぎゅっと細かく詰まり、引き締まって美しい建材に育ちます。大工や棟梁たちが、「東濃ひのきはカンナがきれいにかかる。節が少なく香りが高く、艶があって見栄えがいい。」と口をそろえて言います。ご縁をいただくほとんどのお客様が、東濃ひのきの家を見て、「こういう木の家を建てたい」と、当社にお声がけいただいています。
住宅性能
住宅性能で特に大切なものは3つあります。それは、耐震性、耐久性、省エネルギー性です。地震に強く、構造や骨組みがしっかりしていて長持ちし、夏も冬も外気の影響を抑え、省エネルギーで快適に暮らせること。とても大切なことですが、既に十分な水準にあると思っていますので、特別なご要望がない限り、これ以上の住宅性能を追求しようとは思っていません。
国が定めた住宅性能の認定制度である、長期優良住宅認定制度を利用する場合もありますが、それも取得することで補助金を受けられるなどのメリットがある場合だけです。特にお薦めはしていません。認定を取得するために必要な費用がばかにならないからです。性能が高いかどうか、お墨付きをもらうためにお金をかけるのであれば、より質の高い材料や職人の手間賃に大切なお金を使った方が良いと考えています。性能が心配な方は、ぜひ構造見学会にお出かけください。現場を見て、「これなら安心」とご納得いただく場合が多いです。
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光と風
夏場の強い日差しを遮り、冬の低い日差しを取り込む軒の出やけらば。空気の淀み、滞りがないように、東西・南北に風の通り道を確保すること。
採光と通風は、カネダイが家を建て始めた時から意識して取り組んでいる大切なことです。特に空気の淀みは、湿気を滞留させることにつながります。当社が建てる日本家屋は、平屋建てや、1階部分が大きい家屋がたくさんあります。そういった家は、当然間口や奥行が長くなります。和室と廊下と水廻りがつながっていたり、続き間の和室にホールを挟んでリビングがあったり。そんな場合でも、意識して、直線的に風の通り道を確保できるように設計しています。
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深い軒とけらばが、夏の日差しを遮り、冬の陽光を採りこむ
自社山林と製材所、作業場
カネダイは、自社の山林で採れた木を、自社で加工する製材業からスタートしました。約90年経過した今も、自社の山林から東濃ひのきを切り出し、自社の工場で製材を行い、製材された材木を、自社の作業場でお客様のご要望に合わせた建材に仕上げています。
ご要望を叶える木材が自在にご用意できるのも強みです。(外部から調達した材を使う場合もございます)
カネダイ製材所
当社の家づくりにご興味を持っていただき、「カネダイの家を建てたい!」と思っていただいた方には、自社山林、製材所、作業場に加え、90年前に建てられた「東濃ひのきの家」(社長の自邸)をご覧いただけるツアーにご招待しています。
カネダイ事務所横の自邸 外観
カネダイ事務所横の自邸 居間